リフォーム金額1千万以上!中古平屋住宅のフルリフォーム。

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こんにちは。王鈴です。

今回は岐阜県Sさんのリフォーム体験を聞かせていただきたました。

かなり詳細を詳しく書いてますので、参考になること間違いなし。

中古住宅を購入して、ほぼフルリフォーム。

費用は1000万以上です!!

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平屋自宅をフルリフォームしたSさん

・年齢:36歳
・家族構成:3人と犬1匹
・リフォーム時期:2020/3
・リフォーム内容:フルリフォーム
・住居:平屋戸建
・間取り:4K
・リフォーム金額:1450万

私は岐阜県中津川市在住の36歳会社員です。

2020年3月に念願の自宅フルリフォームが完了し、現在ほぼ新築のようになった家に、
妻と2人の娘と犬1匹と暮らしています。

2020年は新型コロナウイルスが蔓延する中、
家族で自宅で過ごすことが増えたため、このタイミングでリフォームをしておいて本当に良かったと思っていますが、
そんな我が家のリフォーム体験談を少しご紹介したいと思います。

リフォーム前のSさんの家

まず、我が家についてですが、岐阜県中津川市の少し高台(山の中)にある平屋です。

2014年に中古で売りに出されていた平屋を購入し、部分リフォームをして住み始めましたが、
このたびフルリフォームを決行しました。

購入した当時は長女が保育園に入園する前に住んでいた社宅を出たかったのと、
自宅にそれほどお金をかけたくなかったこともあり、中古住宅を選びました。

もともと買った時点で築33年くらいでしたので、結構な古い家でしたが、屋根とお風呂・
洗面所とキッチンをリフォームして住み始めました。

岐阜県Sさんのリフォーム前の外観

当時の写真を見ると、外観だけでも古さが分かります。

家の中の様子が分かる写真は残っていませんでしたが、購入時に入手した平面図がありましたので載せておきます。

Sさん自宅のリフォーム前の平面図

手書きであり、なんとも古い感じが伝わるかと思います。

間取りは4Kで、すべて和室。

玄関を入ってすぐの6畳間が居間、8畳間が子どもの遊び場や衣類置き場、
奥のベランダ側の6畳間が寝室、台所横の4畳半は物置き部屋のような使い方をしていました。

フルリフォームのきっかけ

住み始めた当時は、また少しお金が貯まったら全面リフォームして、
子ども部屋や夫婦の寝室も作ろうと言って住みはじめ、約6年が経ってようやくフルリフォームに着手しました。

その間結局お金は貯まりませんでしたが、
次女が生まれ、もともと古かった家がさらに老朽化し、いよいよリフォームを考えねば、という局面でした。

実際にリフォーム検討を開始したのは2019年の8月頃でした。

妻と私で話し合い、現在の家族構成を加味し、必須条件と、できれば希望する条件を挙げ、
業者から提案をもらいつつ、見積価格を比較して決めようということになりました。

以下が当時話し合って決めた条件です。基本的にはコンパクトな平屋のままで、あまりお金をかけずにリフォームする方向としました。

リフォーム内容と業者の検討

必須条件

・住み始めたときにリフォームした屋根とお風呂・洗面所とキッチン以外のフルリフォーム
(老朽化により、土壁や柱もボロボロであり、冬場のすきま風も気になっていたため)
・子ども部屋(娘2人分)と夫婦の寝室がほしい
・予算は最大1,500万円でできるだけ安くしてほしい
・トイレを玄関から遠ざけたい(少しにおいが気になっていたため)
・日当たりが良く、洗濯物を干せるデッキがほしい
・物置き(ウォークインクローゼット)がほしい
・工事後に家の前の道路(砂利敷きの坂道)を平らに整備してほしい

できれば希望する条

・庭の整備(木の切断やきれいな砂を撒くなど)をできる範囲でやってほしい
・家の周囲を囲むフェンスも老朽化していたため、取り換えてほしい
・パソコン作業や読書などができる書斎のような場所がほしい

業者については、大手だと高額となりそうなことから、
岐阜県の地場の業者に絞り、近隣にある4社(T社、K社、N社、M社)に相談をしてみよう、となりました。

口コミや地区で発行されているフリーペーパーの住宅リフォーム業者の情報がありましたので、
1社ずつ電話をかけてリフォームの相談をしたい旨を伝えました。

それから約2か月程度かかり、各社比較の上、2019年10月にT社へお願いすることに決定しました。
各社について、ざっくりと下記のような結果でした。

リフォーム業者の比較

【各社比較結果】

T社

電話相談後、すぐに来て相談に乗ってくれた。

一番近所の業者であり、リフォームは新築よりも難しいということで、
一級建築士の資格を持つ熟練の社長が自ら担当してくれた。

提案図面が出来上がるのが早く、価格も良心的。我が家の希望よく聞いて提案をしてくれたため、採用決定。

K社

地元で人気の業者であり、忙しかったためか、電話相談後、2週間後に営業担当者が来て打合せ。

仕事は非常に丁寧であり、モデルハウスのようなところも持っていて、説明もしっかりしており、話はよく聞いてくれた。

その分、T社と比較すると、レスポンスは遅く、見積価格も3~4割程度高額であったため、申し訳ないと思いながらも不採用とした。

N社

電話相談後、すぐに来て話を聞いてくれたものの、かなり古い我が家を見て、最初からあまり乗り気ではなさそうな印象であった。

数回打合せを実施し、取り壊した上での2階建て新築をしきりに勧められたが、予算オーバーであり不採用とした。

M社

土曜日に電話をかけたもののつながらず、最初からあまり商売っ気のない印象であった。

会社のホームページのリフォーム問い合わせからメールを送ったものの、その後改めて電話が来ることもなかった。

ダイレクトメールは一度届いたものの、もちろん不採用とした。

リフォームの提案書と見積もり

採用となったT社の提案イラスト・平面図(写真③、④)と見積書(写真⑤、⑥)も載せておきます。

上述の必須条件と希望条件を全て網羅している提案でした。

T社提案の外観

こちらがT社が提案してくれた外観。

おしゃれで落ち着いた雰囲気。

T社提案の間取り(平面図)

こちらが平面図。

とても細かく、手書きと比べると時代を感じます。

リビングでの団らんが楽しみですね。

そして、脅威の見積書。

フルリフォームの見積もり金額

フルリフォーム見積もり内訳

この内容で契約。

フルリフォームの流れ

2020年11月中にリフォームローンの申請やすべての契約を取り交わし、
T社の準備してくれた仮住まいに引っ越しを終え、2020年12月より工事着工となりました。

この時点で引き渡し予定は3月末であり、工期は年末年始をはさみ、約4か月でした。

リフォーム前にT社社長からは、「ほぼ新築のような家になりますから、楽しみにしていてくださいね」と言われ、
家族全員がワクワクしながら、まずは仮住まいに引っ越したことを覚えています。

リフォーム工事はまずは解体からスタートし、引っ越しをした翌週にはさっそく屋根と柱を残して壁が壊され、
全体がブルーシートで囲われていました。

そこから1か月程度は基礎部分の工事、次の1か月で新たに壁を作る大工工事、
その次の1か月で内装や塗装や建具取付けなどの工事が行われ、2020年3月の第2週目くらいには外壁も含めてほぼ出来上がっていました。

仮住まいは自宅からかなり近いところにあったため、ほぼ毎週末にリフォームの様子を家族で見に行きましたが、

どんどんきれいになっていく我が家を見るのが楽しみでした。

3月に入ってからは、職人さんが壁紙を張る作業や建具を取り付ける作業を見せてみらいましたが、
まさに職人技という感じで、こんなスピードでこれだけきれいに作業できるのか、と純粋に驚きました。

また、実はリフォーム中にコロナ禍となり、
注文していた便器とカーテンが中国生産品のため手に入らないというトラブルもありましたが、
国内に在庫がある代替品がすぐに見つかったため、無事にリフォーム工事が終わるまでには届き、据え付けも完了していました。

T社さんはこのあたりの対応も素早く、本当にありがたかったです。

予定通り3月末で引き渡しを受け、引っ越して住み始めることができましたが、
時期的に引っ越し屋さんが忙しく、引っ越し料金も高騰している時期で、引っ越し前1か月くらいはどうしようかと悩みました。

3月末後半から4月前半は1年で最も引っ越し料金が高い期間だそうですが、
その料金は平常時の3倍から4倍程度で、とてもそんな金額は払えないというくらい高額でした。

結局、T社さんがトラックを貸してくれることになり、家族で頑張って引っ越しをしました。

引っ越しが終わって1週間くらいは腰が痛かったですが、近所でしたので2日がかりで無事引っ越しを終え、

3月末日からリフォーム後の我が家で暮らすことができました。また、WiFiと電話回線については、
工事業者さんに連絡するのが遅くなり、こちらも3月から4月は繁忙期ということで、
結局自宅にWiFiがつながったのが5月でした。

その間モバイルWiFiを使ってしのぎましたが、かなり不便でした。

そんなことを経て、リフォームが完成した我が家の写真をいくつか紹介します

リフォーム後の外観

フルリフォームの見積もり金額

フルリフォーム見積もり内訳

リフォーム前の外観

岐阜県Sさんのリフォーム前の外観

リフォーム後のリビング

リフォーム後の個室

リフォーム後のトイレ

リフォーム後のウッドデッキ

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リフォームの注意点とまとめ

最後に簡単にまとめると、今回の自宅リフォームを通して私が思ったことは下記です。

うまくいった点は全体的な予算と仕様の面です。

我が家ではある程度頭金を準備してからフルリフォームをしようと考えていましたが、
結局何も貯まらずフルローンとなってしまいましたので、妻と私で徹底的に話し合い、安く抑える工夫をしました。

冒頭にお話ししたとおりですが、必須条件と希望条件を考え、さらにリーズナブルになる提案があれば業者から提案をもらうというやり方です。

さらに言うと、それ以外のこだわりのない部分にはできるだけお金をかけず、
シンプルなつくりになるようにお願いしました。

例えば、玄関横から移動させたトイレは最低限の広さで良いとか、
内装の壁紙は全部シンプルな白色で良いとか、書斎のようなスペースはリビングの一角にあれば良いとか、
具体的な相談をするうちに、当初の夫婦の想定よりもシンプルなつくりになり、費用も安価になりました。

また、業者選びについては、地区のフリーペーパーの他にも、地元をよく知る方々の話をいろいろ聞きました。
やはり大手はかなり高品質で高価格ですが、そこそこの品質で良ければ地場の業者が安いようです。

創業間もない業者などは注意が必要かもしれませんが、その土地で長く商売をしている会社であればまず安心ですし、
コミュニケーションも取りやすいです。

我が家が選んだT社は、地場で長年実績のある業者であり、我が家からかなり近所だったこともあり、
必要あればすぐに飛んできてくれましたし、それほど大きな会社でもなく、
営業担当も一級建築士の資格を持つ社長であったことから、本当にスムーズに進みました。

また、仮住まいを格安で準備してくれたり、引っ越しの際にトラックを無料で貸してくれたり、本当にありがたかったです。

失敗した点としては、リフォーム完成時期が3月末であったこともあり、引っ越し業者の料金が高額すぎて頼めなかったことと、
WiFiと電話回線の工事が大幅に遅れてしまったことです。

このあたりはリフォーム完了時期を見据えて、気を付けておくと良いかと思います。

以上が我が家のリフォーム体験談です。家は人生で長い時間を過ごす大事な場所ですので、
予算を考慮しつつ、家族で楽しく生活できる家を作りたいものです。

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