山の中の築40年中古住宅640万!!。1000万以下の戸建の実情

ブログランキング応援お願い致します

こんにちは。王鈴です。

今回は伊豆の別荘地で憧れの田舎暮らしをしていたRさんのお話です。

虫が苦手な僕からすると山の中の家ってのは考えられませんが、たくましいですね。

害虫駆除やリフォームをDIYでやっていますので、ぜひご覧ください。

スポンサーリンク

山の中の中古住宅を購入したRさん

・年齢     46歳
・家族構成 夫婦2人  犬1匹
・住んでいる地域     静岡県熱海市下多賀町
・築年数 40年
・広さ:建坪/土地 土地面積 206.00㎡    建物面積 82.80㎡
・間取り 2LDK サンルーム
・物件費用 640万円
・諸費用 区画名義変更料 9720円  温泉名義変更料 54000円
・リフォーム費用 トイレ16万円 門扉10万円 屋根24万円 サンルーム80万円
・リフォーム内容 トイレ床・壁・便器 門扉取り付け 屋根穴の修理とペンキ塗り サンルーム設置

親から借りたのでローンは組んでいません。
借りた金額  400万円
毎月2万円づつの返済 現在の残金は240万円

2010年の1月末に伊豆半島にある観光地の別荘地に立つ中古の家を手に入れました。

私が40歳手前の時でした。

すでにその家は築30年目に入っていて暫く誰も住んでいなかったので、か
なり荒れた感じがあり、真冬の中での家の風景は寒々しく家の周りも寂しかったけれど、
私はその家を見た瞬間からこの古い家に一目惚れ、直感でこの家がいい!と思ったのです。

2009年までは都会に住んでいたのですが、体調を崩してしまい環境を変える事にしたので
夫婦二人だけの生活では割とお気楽に地方移住を決められました。

中古住宅購入のきっかけ

ネットで安い住宅を千葉県、神奈川県と毎日検索しました。

けれど交通の便利が良く、耳慣れた土地の物件は高価で手が出せません。

希望する2L D Kで環境のよい場所は中古でも一千万円以上でした。予算がまったく足りません。

仕方なく静岡県にまで範囲を広げやっと見つけたのがこの山の中の家でした。

詳細を知りたくてこの物件を扱っている不動産屋さん複数に連絡したのですが、
年末から年始にかけてはオーナーさんが留守という事で内覧も出来ませんでしたが、
私は外見と図面を見ただけで購入すると決めていました。

山の中の中古住宅の外観
当時の外見です。

草ぼうぼうで放置感がすごい…。

山の中の中古住宅間取り図
部屋の見取り図面。

2Fに和室が一つだけの変わった間取り。

この家は当時のオーナーさんが貸別荘にする為に持っていたらしくこの地域の不動産屋さんが多数絡んでいて、
まずはどこにお願いするのかを決めなければなりませんでしたので最終3社に絞り検討しました。

中古住宅購入時の不動産業者の選定

A社

  
担当者があまり乗り気ではないらしく 案内も伸び伸びの日程になり私は年明けすぐに内覧したかったのでお断り。

B社 

 
この家は別荘地の物件の割には価格が安いのか、担当者がしきりに違う物件にこだわり 
しまいにはオーナーが捕まらないと言う始末。

良い仕事をしてくれそうもなく不安ばかりなのでお断り。

C社 

 
検討した不動産屋さんの中では1番小さな会社で、物件のある最寄りの駅から更に遠い駅にある不動産屋さんでしたが、
担当者が優しい人で内覧の話もすぐにまとめてくれて案内してもらえたのでこの会社にしました。

不動産を購入するにはスピード性も重視ですね。

驚きの中古住宅内覧と値引き交渉

内覧の日、まず中に入って驚いたこと。

・かび臭い
・蜘蛛の巣
・湿気

決して気分の良い空間ではありませんでした。

しかし、私はすでに購入を前提に内覧をしていたので頭の中でそのマイナス事項の対処法を考えていました。

窓全開にして空気の入れ替え、各部屋に除湿機設置、家中の虫の駆除をしばらく続けて、とにかく掃除あるのみです。

しかも前オーナーさんは家の中に残してある家具や生活用品を全て置きっぱなしでいいのなら値引きに応じるという話でした。
つまり必要のない物は私の方で処分するという条件です。

これは中々大変!しかしローン不可という事で何としても安くして貰わなければならず私は条件を飲みました。

・キッチンに置いてある大きな食器棚と食卓テーブルは使用する。
・洗濯機は使用する。
・置きっぱなしの布団類はゴミとして業者に引き取ってもらう。
・洋服タンスは自分で解体して捨てる。
・その他ほとんどの物をゴミに出す。

考えられる知恵全てをフル回転して、オーナー希望価格の780万円を640万円に下げてもらいました。

中古住宅の契約

いよいよ契約の日、辺鄙な街の不動産屋さんでオーナーさんに初めて会いました。

何と背中の曲がったお婆ちゃんでした。売り手からもこちらからも何の問題提示もなく淡々と家の引き渡しが行われあっけなかったです。
契約後、早速買ったばかりの家に向かい早くも更にこれからかかるであろう費用を考えると少し憂鬱ではありましたが
望んだ家が手に入った事で喜びの方が多くてやっぱりお気楽でした。

何より、ローンもないため固定費が大きく下がり、田舎でゆったり過ごせます。

ですが、すっかり家購入にお金を使ってしまったので、
あちこちリフォームしたくてもすぐには手が出ずにできるところは全部自分達で行ったのです。

大工仕事などやった事もなかったので全て手探りでDIYです。

築40年の中古住宅DIYリフォーム

リフォームとか修理とかの前にまず玄関ドアの鍵の交換や古い雨戸の建て付け、
備え付け家具の撤去とやらねばならない事が山積みでした。

それら細々とした事はホームセンター通いをしながら自分達でやりました。

まずは、大事な害虫駆除。

ドアのDIYリフォーム
鉄の茶色いドアにはおしゃれなシートを貼りました。

素人ながら中々の出来栄えに満足。

玄関石段DIYリフォーム

ボウボウに生えた雑草を取り、石を貼って階段作り。


         
玄関ポーチのサビだらけの手すりのペンキ塗り。

その後は気長に1年に1か所ずつのリフォームを繰り返しながら住んでいます。

・屋根の修理とペンキ塗り
・トイレのリフォーム
・門扉の設置
・サンルームの設置

門扉の設置
2010年 階段脇の手摺りと門扉を設置。

ホームセンターでトイレのリフォーム
2011年 ホームセンターでトイレリフォームセットを依頼。

築40年中古住宅の屋根の修理とペンキ塗装
2012年 風雪に傷んだ屋根の修理とペンキ塗り。

一番大きなリフォームは リビングに続くベランダ部分にエクステリアで出来合いのサンルームを
乗せて窓も付けてもらい、ひと部屋増やした事です。

大工さんに建て増しを頼むと200万円ほどかかると言われたところを知り合いの紹介してくれた建具屋さんが80万円で造ってくれました。

雨風が防げればこの出来合いサンルームで充分です。

それどころかすごく丈夫で今でも雨水さえも入り込みません。

築40年中古住宅にサンルームを設置
2013年 出来合いのサンルーム設置

中古の住宅と一口で言っても築浅の綺麗な家から私の選んだ古い家まで色々だと思います。

家に対する愛とアイデアがあれば毎日楽しく暮らせます。焦らずひとつずつ解決するのが大事、
きっといつか想い通りの家になります。

スポンサーリンク

まとめ

最後に私が思う中古住宅に思う事を書いておきます。

<中古住宅の良いところ>
① 家の木材が立派で頑丈なので家がしっかり立っている。

② 部屋が現在のものより大きく余裕の空間がある。

③ 収納が大きく沢山ある。
<注意したいところ>

① シロアリ検査は必須。できればプロに見てもらって下さい。

② 押入れや納戸、物置があったら壁部分に注意。カビやサビは腐食の原因になります。

③ 必ず火災保険に入る。火災だけではなく屋根や壁なんかも風災などでカバーされるものがいいです。風や雨で傷みやすいです。

④ 家の中の害虫駆除を忘れずに。結構ネズミや沢山の虫達が住んでいます。

この家に住んであっという間に10年が過ぎました。今でも私はこの家が大好きです。

そしてこの家は『どんなもんだい!』と胸をはって元気に築40年目を迎えます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました